アナログ三姉妹
フーフー。
チビチビ。
パクパク。
みかんと昆布茶を胃におさめ、
その頬の赤さが怒りではなく、
温かみとなった頃、
「一体なにがあったの?」
ひかりは優しく問いかける。
涙目で顔を上げた1番下の妹は、
その重い口を開く…。
「…ないの」と。
「なにがないんだ?金か?金が無くなったのか⁈」
「ちょっとお兄ちゃん、岸山さんそんな人じゃないでしょ?」
「じゃなんだよ?」
「ラブラブ感かしら?」
「結婚して一週間でなくなるものか?」
「それもそうよねぇ」
二人して首を傾げていると、
どうして分からないんだ?
とでも言いたげなため息を吐き…。