アナログ三姉妹


フーフー。


チビチビ。


パクパク。


みかんと昆布茶を胃におさめ、


その頬の赤さが怒りではなく、


温かみとなった頃、


「一体なにがあったの?」


ひかりは優しく問いかける。


涙目で顔を上げた1番下の妹は、


その重い口を開く…。


「…ないの」と。


「なにがないんだ?金か?金が無くなったのか⁈」


「ちょっとお兄ちゃん、岸山さんそんな人じゃないでしょ?」


「じゃなんだよ?」


「ラブラブ感かしら?」


「結婚して一週間でなくなるものか?」


「それもそうよねぇ」


二人して首を傾げていると、


どうして分からないんだ?


とでも言いたげなため息を吐き…。







< 128 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop