アナログ三姉妹


俺は恩を忘れない熱い男。


あてもなく彷徨っていた俺を、


「うちにいらっしゃい」


と、姐さんは抱き抱えてくれた。


あの温もりは忘れない。


ま、ただ、


何味?っていう、


エサはやめてほしいがな。


姐さんは恩人だ。


だから一生ついていく。


だから、


だから泣くなよ。


俺は姐さんの足に擦り寄った。


「マサ、慰めてくれるの?」


ああそうさ。


泣くのなら、


俺の胸で泣け。


「なに引っくり返ってるの?お腹撫でてほしいの?」


や、やめろ‼


気持ち良すぎじゃねーか‼





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