愛すべき人へ…
カラ~ンカラン…
「いらっしゃいませ。お一人様ですか?」
店の中は、間接照明で彩られ
落ち着いた雰囲気をしていた。
何組かの客が楽しげに、それぞれの時間を過ごしている。
カウンターに案内され、俺は何も言わずに座った。
コースターやナッツなどが出される。
「何飲みます?」
長身でがたいの良い男が聞いてくる。
紘の旦那だ。
初めて見たけど、すぐにわかった。
昔…紘が話していた通りのイメージだった。