アザレア
その夜、誠は手荒く私に触れた。
――まるで報復、とでも言うように。


『誠は誰とでも寝るんでしょ? なら、私ともできる筈よね』

今思えば、残酷だった。

あれは高校時代――彼に命じて済ませた、私の初体験を彷彿とさせる一夜が全ての始まりだった。






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