LOVE・ラブ・らぶ-先生と描くsweet life-



結局、突然お泊まりになってしまったので、歩に関しては昨日の着ていた服と一緒になってしまった。


先生の愛車に乗り込み、目的地のカフェに向かった。


目的がランチだけじゃなく、歩のカミングアウトもあるので、午前中から店に入り浸ることにした。


あのお店はドリンクバーもあるので長時間いても飽きない。



午前中と言うこともあり、席はちらほら空席がある。


先生と歩は窓際で陽射しが暖かそうな席が空いていたので、その席を選んだ。



店員の話によると、食事+ドリンクバーならドリンクバー単体より安くなるらしく、どうせ後からランチを頼む訳なので、


「じゃあお昼の12時くらいに料理を運んできてください」


と時間指定をして、昼食べる料理を先に選んで、ドリンクバーを使用することにした。


その証言で明らかにこの客は長時間滞在するつもりだと気付かれた。


だが店員は嫌な顔せず、『かしこまりました』と笑顔でお辞儀をして他のテーブル席の後片付けに向かった。

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