【短編】キミはお姫様。【実話】
カーテンからぼんやりと白い朝日が見えてきた




「ねえ、二人でどこかへ行こう?」

突然城崎がシーツをいじりながら言った

「え?」

「二人でどこかで幸せに暮らすの。もう離れるのはイヤ。あたしもこんな仕事辞めたいし」

「・・・・・・あぁ、そうしよう」

真っ暗だった二人の関係に希望の光が射し始めた

「今日の深夜0時に、剣道場きて・・・」

「高校の?」

「うん・・・こっそり忍び込んで。約束だよ」












「じゃああたしは辞めるって店長に言ってくるから」

「あぁ」




「じゃあ・・・ネ」

城崎は笑顔でその場を去った

部屋の入り口

やっと二人で幸せになれる




そう思っていた
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