危険な夜へご招待【仮面de企画】


クリスマスまであと二週間。

先日ちゃんと星ちゃんからの招待状も届き、私は少しテンションが上がってウキウキしていた。



「杏、今年は24日の夜から会わないか?」


「あ……」



甘い快楽を味わった後、ベッドの中で裸で抱き合ったままでいると、大輔がそう言ってきた。



「ごめん、24日はちょっと…。また友達といつものパーティーがあるの」



さすがに“仮面パーティー”とまでは言えないけど、嘘は言ってない。



「そっか…そうだったな……」



大輔は悲しそうに微笑む。

その顔を見ると、急に罪悪感が襲ってきて…



「本当にごめん…。25日はずっと一緒にいるから…ね?」


結局私も大輔に気を遣ってしまう。


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