危険な夜へご招待【仮面de企画】
その時、隣の会場から拍手の音が聞こえてきた。



「あ"ッ!!」


突然何かを思い出したように、星ちゃんが一瞬素に戻って男の声をあげる。



「そーだ!アタシ向こうにも挨拶しに行かなきゃ!!」


「もう始まりますね」


「分かってる!急ぐわよ、玲!」



星ちゃんはドレスの裾をむんずと掴んで持ち上げる。



「二人ともゴメンね!また後で!」


「あっ、うん…頑張ってね!」



慌ただしく去っていく星ちゃんを見送りながら、その背中に声をかけた。


そんな星ちゃんとは正反対で冷静な東條さんは、ウェイターからカクテルを二つ受け取って私達に差し出す。


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