失恋レクイエム ~この思いにさよならを~
どうしよう、涙が止まらない…。
なんか、急に予想もしてなかった先生に会って、婚約者まで見ちゃって…唯でさえ心の整理がついてないのに、パニックになっちゃって。
まだわたしの心はざわざわと落ち着かない。
羽賀さんはわたしの一歩前を歩いていてわたしがそれに着いていく形になっていた。
どこへいくんだろう。
こんな状態じゃどこのお店にも入れないよ。
「乗って」
と言われたのはエリザからほんの数分歩いた何処かの地下駐車場みたい。
助手席のドアを開けてわたしをうながす羽賀さんに圧されてシートに腰を下ろした。
ちゃんと座ったのを確認して彼がドアを閉めてくれる。