蜜色オフィス
「つぅか、サブがあんまでかい顔してんじゃねぇよ。
おまえらは俺たち一課の補欠だって忘れてんじゃねぇ?」
「そんな言い方……っ」
ひどい。
そう言おうとした私を止めたのは、宮坂。
肩を掴まれて見上げると、静かに首を振られた。
こんな挑発に乗るなって事なんだろうけど……。
けど、こんなの……っ。
「二課の間では仕事ができるって騒がれてるらしいけど、俺達から見たらできて当たり前の仕事しかしてねぇから」
肩を掴んだままでいる宮坂は、私が怒り狂って沖田さんに殴りかかると思ってるのかもしれない。
たいした身体してないくせに、とか、勘違い女とか。
そんな事言われたんだから、宮坂に心配されても仕方ないのかもしれないけど……。
でも。
今、私が怒ってる理由は、騙された上にボロボロに言われたからじゃない。
それも頭にはきたけど。
今感じてる怒りは、それをかき消すくらいの領域に達してる。