I trust U ~最愛のあなたへ~
バサッ
「…………」
気がつくと私は蓮の腕に包まれ
挙げ句の果てに葉山さんの前でキス。
「や…めて…、ッあ」
力一杯蓮から離れようとするが
力ではもっぱら勝てるはずがない。
「やめろよ」
そこで葉山さんが蓮の肩を持ち私から離した。
いつもはおおらかな性格の葉山さんも
今回は声を上げ怒鳴った。
「園子ちゃんが嫌がってるだろ?」
「俺はこいつの男だぜ?お前にとやかく言われる筋合いなんてないぜ」
「園子ちゃんは否定してるだろ?」
「そもそも何でそんなに必死なんだ?お前は園子の何だ?」
「2人共、もうやめて」
「…………。」
私の言葉で2人は黙り込み蓮は葉山さんを睨みつけた後戻り
葉山さんも私の顔を一つも見づ部屋へ戻った。
その場には私と葉山さんのマネージャーだけだ。
マネージャーさんも何が何だか状況を把握できていない様子だった。
私は楽屋であった出来事を1から話した。
