地味女が巻き込まれました。【上完】【修正中】


「絶対ありえない・・あれは香織さんと綾さんの物だ。」


「あぁ、確かにあの二人の物だね。でもあの二人はもうこの世界には存在しない。そうしたら誰の物になると思う?」


二人がいないのだから・・子供の・・・モノ?

こいつはそう言いたいのか?


でもそんなこと・・

「ありえない」


「それがありえるんだなあ。綾さんは゛如月綾゛そして橘香織さんと結婚して直ぐに子供を産んだ。゛如月綾香゛という名前の娘をね。」


そんな・・・

でも確かに矛盾点は見当たらない。

でも・・・これが本当ならば・・・俺達が最低な人間だ。


「最悪・・だ。」


俺は金槌で頭を打たれたように頭が真っ白になった。
俺以外の幹部達も同じような絶望的な表情を見せていた。


最低な人間は
俺達だったんだ。 
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