地味女が巻き込まれました。【上完】【修正中】


「少し・・俺の話を聞いてくれないか?」


「・・・・うん。」


真剣な眼差しな水谷豹にこくりと頭を上下して頷く。

水谷豹は静かに話始めた。

「俺は七歳から前の記憶が無いんだ・・。」


「わっ、私も五歳から前の記憶が無いわ・・!!」


同じ様な記憶を無くした人に会ったのは初めてで遂、興奮気味に話してしまった。


「それにな、両親ももうこの世に居ないんだと。だから俺は気づいた時には孤児院育ちだ。」


「一緒だわ・・。」


全て一緒・・・
両親が居ないのも
記憶喪失なのも
孤児院育ちなことも。


これは
・・・・偶然なの?



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