泡沫のキス




魔女は満足そうに笑い。

「良かろう。」

そう言ってマリアに、小瓶に入ったピンク色の液体を授けました。



「1ヶ月、お前がもがき苦しむのを楽しみにしておるぞ。」


「私は、あの歌を歌いたいだけよ…」




そう言って、その瓶の液体を飲み干しました。


マリアの尾びれは足に変わり、泳げなくなりました。


「……くる…しっ…」


マリアは、そこで意識を失いました。




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