恋色

『もしもし、俺だけど。
今日一緒に帰れなくてごめんな』


｢あ、ううん!気にしないで大丈夫!それより、なんの用事だったの??｣


『あー、先生に呼ばれてて』


｢そうなんだー!何の話したの?｣


『･･････あー、あれだよ!提出物出すの忘れててさっ』

いまの間はなんだったんだろう
｢そっかー、でも一樹くんが提出物忘れるなんて珍しいねー｣


『えっ?あ、あぁ、美夏のこと考えてたら提出物のこと忘れてて』


｢えっ!///本当に?｣


『おっ、おぅ!』


｢嬉しいっ!私もね一樹くんのこといつも考えてるよ～｣

『本当か?ありがとうな』

｢ううん、でもね最近一樹くんで頭がいっぱいなおかげで先生に注意される回数が増えちゃった｣

『思っててくれるのは嬉しいけど授業はちゃんと聞けよっ』

｢はーい!｣

『あぁ、いい返事だ。じゃあもう遅いから寝るな、おやすみ』

｢おやすみ♪一樹くんっ｣