プラトニックラヴ~大切な人々へ~
「お父さん?お父さん?」

「あ、ああ?ああ。何だ?」

 ボーっとしていてリビングで冬実の問いに驚き我に返る文也

「行って来ますってさっきから言ってるでしょ?」

「ああ。行ってらっしゃい」

「お父さんも遅刻しないでね」

「ああ」

「今日の晩御飯楽しみにしといてね」

「なんでだよ?」

「明日のお父さんの誕生日プレゼントの代わりにリボン付きの私をあげるから」

「・・・・。こら!!子供がそんな事言うんじゃない!!」

 想像する文也

「お父さん顔赤くなってるの。何想像してたんだろうね?」

 文也をからかう冬実

「コラァ~~~~~~~!!待て!!」

「逃げろ~~~~~!!行ってきます」

「たく。冬実はいつも元気だよ。お前に似てな。んじゃ俺も行ってくるよ」

 写真の前で言う文也


それから4年の月日が流れて冬実は高校2年生になった

「天国のお母さんなら私の交際許してくれるかな?」

「どうした?冬実?」

 気になりリビングで聞く文也

「なんでもないよ♪行ってきます」

 慌てて玄関に行く冬実

「ああ。あまり遅い時間に帰ってくるなよ?」

「分かってるよ。休みの前日か長い休み以外は門限9時!!」

 玄関に来て言う文也に返事をする冬実

「えらいえらい!窮屈だけど冬実にもしものことがあったら」

「その優しさ分かってるよ♪行ってきます」

 笑顔で答えて家を出る冬実

「ああ」







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