【黄昏の記憶】~ファースト・キスは封印の味~
「は?」
行方不明が、私?
私はここにおりますが?
もしかして、自分は、は頭を打ってどこか回線がうまく繋がっていないのかもしれない。
だって、晃一郎の言ってることが、全然、全くもって理解不能だ。
酸欠の金魚宜しく、点目で口をあんぐり明けていたら、さらに理解不能な言葉が追い打ちをかけた。
「落ち着いて聞いてくれ」
「う、うん……?」
「たぶん、お前はパラレル・スリップをしたんだと思う……」
パラレル、スリップ?
何か、
滑ったんだろうか?