意地っ張り少女の恋愛事情
…帰らないって…マジで言ってる?え?マジで?!
困惑気味なりアタフタしていると後ろから
「あっ!良かったぁゆい~、きょうやぁ~まってぇー」
…へ?
振り返るとこちらに走ってくる楓の姿があった。
「楓。まだ残ってたの?てっきりもう帰ったかと思ったよ」
「生徒会の仕事してたら遅くなっちゃって…結たちこそ遅かったね。」
ニコニコと息を切らしながら話す楓
「恭弥もいるとは思わなかったよぉ。よかったぁ」
…え、何がよかったの?
ちょっと困惑気味な私。恭弥の顔と楓の顔を交互に見る
…こいつらどんな関係よ!
「まぁな。こっちも忙しかったってことさ。楓もお疲れさん」
そういって笑顔を楓に向ける恭弥
「恭弥こそお疲れ様」
どこか嬉しそうに微笑む楓
…なんだ?この空気は…ちょっと居ずらいんですけど?
二人のやり取りに違和感を覚えながら自転車の鍵を開ける
「で、結局3人で帰ると」
楓と恭弥を見ながら確認を取る
「まぁそういうことだな」
「いいじゃん。3人一緒のほうが楽しいし」
「いじゃねーかたまにはこういうのもさ」
…なんだこいつら
楓はやけに嬉しそうだし恭弥もまんざらでもなさそう…
「そういえば…楓ちょっと」
「ん?どうした?」
…颯花のべたべたっぷり話してやろう
ちょっと口角が上がってしまう私
「恭弥はちょっと待ってて、てか先行っててもいいよ?」
「じゃあちょっと前行ってるわ」
「おk」
そういって私たちのちょっと前を行く恭弥
…さて本題に入りますか
「で、楓颯花のことなんだけど」
「うん」
「今日の作業中ずっと恭弥にべったりで全然仕事しないの…すごく困るんだよねぇ…」
「えっ…マジで?」
かなり興味を持ったらしく珍しくアニメ以外の話題で齧りついてくる
…ははぁん…なんか面白くなってきちゃったよ??
「マジで。ずっとそばにいたし、もしかしたら好きなんじゃない?」
「ちょ…それは困るよぉ…」
ケラケラ笑いながら話を進めるが
…こ、困る?!え、えぇえええ?!?!
「え…こ、困るってどゆこと?!」
思わず聞き返してしまった
「えと…そのね。恭弥とは…今…つ、付き合ってる…んだぁ」
唐突に告げられた言葉
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