守るべきもの
沙依と店員が、ドレスを選んでいるのを横目に、修平は大橋にメールをしていた。
これから、本部に戻ると。

いつの間にか、沙依がシンプルで、ストンとしたクリーム色のドレスを着てオレの後ろに立っていた。

「修ちゃん、どうかな?」

沙依は恥ずかしそうに聞いてきた。

修平は、やっとの思いで店員に言った。

「すみませんが、2人きりにしてください。」

「どうかな?」

「スゲーキレイだよ。」

修平は、沙依の上から爪先まで、まじまじと見つめた。

沙依は、恥ずかしそうに赤い頬をしていた。

「今、沙依とエッチしたい。」

沙依は、修平を睨んだ。

「でも、我慢するよ。」

修平は、沙依を引き寄せキスをした。


「でも、マジで可愛い。今、結婚したい。」

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