彼と彼女と彼の事情
「はぁ〜、なんかデカイ仕事をやり終えたって感じがするよ!」



郁人は、両手を頭の上で交差させ、首を左右にコキコキ鳴らし、ストレッチを始めた。



「昨日は、マジで寝れねぇかも…って思ったよ!」



「ごめん…」



「アハハ…謝んなくていいよ!その代わり、退院の日、来てくれる?」



口元を緩め、ニコッと微笑んで、それを返事とした。



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