牛乳と猫スーツ。
18…乗り越えろ!実力テスト。



夏休みも終わり、二学期が始まった。




寮の改装も終わった。
前より大きくなり、1人部屋も多くなったらしい。





しばらく会えなかった友達とも再会し、エリーゼも正式に留学生として同じクラスの一員となった。





また楽しく過激な日がくるのだろうと、考えるだけでワクワクする直樹だった。





しかし、世の中甘くはない。




学生には勉学という最優先事項があり、自分の脳にどれだけ詰め込む事ができるかという問題があるわけで。





つまりはテストだ。




それは夏休み前に担任に言われ、蓮にも言われた事でもある。




そして危惧(きぐ)されていた事が、今まさに直樹に起こってしまった。






それは帰りのHRのテスト返却でのこと。




教卓の前に右から、悠斗、直樹、彩華が立っている。





おわかりだろうか?




直樹達3人は赤点を取ってしまったのだ。





「先生、休み前に言いましたよね〜?頑張ってくださいって。会長さんにも伝えてましたし、言われましたよね〜?」





「「「はい…。」」」




3人同時に答える。





「中間テストだからって気を抜いちゃダメです〜。もうすぐ実力テストがあるんですから〜。」





「「「申し訳ないです…。」」」




同時に答える。
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