牛乳と猫スーツ。
「実は今、生徒会室で理事長と菫が話しているんですよ、久々に孫と話しているときに銃弾が飛んできたら呼び出すでしょ?」
してやったりというような笑顔で蓮が言った。
「嘘でしょ〜〜!!?」
この後、氷はダッシュで理事長に行きました。
「さて、もう降りてきていいぞ〜。」
蓮が屋上にいる2人に手を振りながら言った。
「すごい勝ち方だな…。それじゃ、下りようか彩華さん。」
「そだね〜降りよっか。」
直樹がドアに向かって歩き出そうとしたとき、後ろでカンッと小さな金属音が鳴った。
直樹が振り返ると、彩華がステンレス製の落下防止用の柵の上に立っていた。
「ちょ…何してるの?」
「ここから降りるんだよ?」
彩華が器用に丸みを帯びた柵の上でクルリと反転する。
この子は何を言っているんだろうといった顔で彩華を見ていると、ニコッと笑いながら彩華がまるで吸い込まれるように後ろに倒れていく。
「え……?」
わけがわからないといった顔をして、直樹が立ち尽くしていた。
「っ…!?彩華さん!!」
我に返り、急いで下を見る。
下では蓮が普通に彩華を受け止めていた。