牛乳と猫スーツ。
「お昼食べに誘いに行くと2人がいないから、探してたら直樹くんが…。」
「俺、死んでないからね。」
ナッシュ役の直樹が舞台から飛び降りて2人に近づく。
「へ?」
キョトンとした表情で直樹を見る彩華。
「お芝居ですよ、姉さん。」
「お芝居?」
………………………。
……………。
……。
【食堂前・廊下】
大きなあくびをしながら直樹が歩いている。
「昨日は大変だったな。昼間の記憶は無いし、裸見られたし、ジャージとトランクスは持っていかれるし。」
ピッと券売機のボタンを押して定食の食券を買う。
食堂のおばちゃんと軽く話をして、定食を受け取って席につく。
「ジャージ買いに行かないとな…。昔から黒ばっかりだったから、ちょっと違う色にしてみようかな?」
「買い物に行くならご一緒させてもらえますか?」
不意に横から言われて、振り向いてみると、優華が座って定食を食べていた。
「おはようございます。」