牛乳と猫スーツ。
43…とある日の龍堂学園。



沙織が仲間になって、数日が過ぎたある日の2限目、直樹達1年2組の教室は理解の授業中である。黒板の前にはダボダボの白衣を着て、牛乳ビンの底のように暑いレンズの眼鏡をかけた女教師がいた。







「は〜い、だからここはこうなるわけだにゃ〜。わかったかにゃ?」





不思議な喋り方をしながらチョークを走らせるこの教師は、名越 文乃(なごし ふみの)年齢不詳だが、氷や結子を先輩と呼んでいるので2人より若いのだけはわかる。







よくわらない人だが1組の担任であり、人気があるらしい。





一区切りして、文乃が生徒達が写し終わるのを待っていると2限終了のチャイムが鳴る。








「もう終わりかにゃ?これからがおもしろいんだけどにゃ〜。しょうがないにゃ、日直さん。」





「起立。礼。ありがとうございま〜す。」





日直の直樹が言う。





文乃が教室から出て行き、直樹もトイレに行こうと教室を出と、氷と文乃が話をしていた。








「氷先輩ではないですかにゃ!この後空いてますかにゃ?いい豆が届いたので、久々に飲んでほしいにゃ〜。」






「そうね〜。たまにはビーカーで飲むコーヒーもいいわね〜。なごみちゃんのコーヒー美味しいものね!」
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