牛乳と猫スーツ。
「なるほど、コレがあるから集まってたのか…。」
すごく種類が多い。役立つ物から、むしろゴミっぽい物まで。
18位のWllリモコン。リモコンだけもらっても…。
100位は、ビー玉。
「あはは…。なんかエサで釣られてみたいで嫌だな〜。ねぇ、ゆう――――」
「おい、直樹!28位に筋トレセットがあるぜ!!」
悠斗がタオルをギュッと頭に巻き付け、戦闘態勢。
「(うわぁ、釣られてるよ…。)」
「絶対、5位を手に入れてみせるよ!!」
後ろから大きな声が聞こえる。
5位は、ウーパールーパー。
「誰だよ…、あんなマニアックな生物を欲しがるのは…。」
後ろを振り返って見ると。
「うおぉぉぉっしゃぁぁああ〜!!やるぞ〜!!」
彩華がタオルをネジって頭に巻き付けていた。
「彩華さん……。」
痛々しいその姿に、少し泣きそうなった。
「それじゃ、スタートだぁぁぁああ!!」
生徒たちが一斉に走り出す。