牛乳と猫スーツ。



「はい、検査は終わり。修理の方は時間がかかるわよ。」




黒く長い髪をした女の子が言う。







「ああ、かまわないよ。それにしても、変わらない部屋だな。」




銀色で長髪の女の子がベッドから起き上がり、シャツを着ながら言う。







その部屋は、一般的な女の子の部屋とは違っている、言うなれば研究所のような部屋だ。





本棚には難しい本が並び、簡単な骨組みのベッド、机にはパソコンがあり、その正面の壁にはアームで固定されたパソコンのモニターが6台。






「ほっといてよ。それより体の方だけど、今はそれで安定してるから、しばらくそのままよ。」




パソコンを操作しながら答える。






「そうか、わかった。」





「今日は泊まっていくでしょう?」





パソコンの電源を落とし、黒髪の女の子が振り向いて聞いた。






「一応そのつもり。明日の早朝には帰らないといけないけど。」





「オッケー。今日は兄さんも姉さんもいないから、どっか食べに行こうか?」





「そうだな、たまにはファーストフードもいいかもしれない。」




そして2人の女の子が家を出た。ファミレスに入り夕食を取り2、3時間話して帰り、眠る。
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