私の彼氏
「最後に一つ、付け加えます」山崎生徒が言う。

「二百万返せとか言うんじゃ…」
((((゜д゜;))))
おびえる真由美。

「違いますよ。七百万円の分け方ですが、興信所の費用を負担している河合さんが百万多い三百万になってますので」

「そら、当然よね。それより、これから復讐どうする?」

真由美はワクワクテカテカしている。

「それは、おいおい考えていきましょう。今日はこれぐらいにしませんか?」

河合亜美が提案し、会議は終わった。





――――


「じゃあ、ここのファミレス代は真由美先生のおごりでお願いします。ごちそうさまでした」

「いやや。おごりたくない」

「じゃあ、ここは三百万もらった私が払います」

「いえいえ、一番年下の私が払います。いつも河合さんと真由美先生にはお世話になってるんで」

「…………。ちょ、ちょ、ちょっと。私が払うわ」と真由美。

「どうぞ、どうぞ」
「どうぞ、どうぞ」

「わしゃ、ダチョウの竜ちゃんか」と真由美が言い、真由美が支払った。


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