私の彼氏
「払えないなら、ネットに流れることになります。もちろん、DVDになり店頭にも並びますが…」

田中は平然と脅迫する。

「ね、ネット?」

佐竹は涙目になっている。

「そうです。インターネットです」


「でぃ、DVD?」

佐竹の目から涙がこぼれ落ちる。

「そうです。デジタルビデオディスクです。あなた達が警察に行けば、その日のうちにあなた達は有名人になります。明日同時刻、また返事を聞きにここに来ます」

と言うと、田中は去っていった。


< 95 / 206 >

この作品をシェア

pagetop