晴れた午後、公園のベンチで【短編】
後日、私は小淵に相談していた。


「お願い! 続編はちゃんと書くから、一度書きたいものを書かせて!?」


いつも冷静な方である私が熱心に訴えるのを見て

小淵は悩んでいるようだ。




「ミステリーだって何だって、わがまま言わないから!」



真剣な私の様子を見て、小淵は観念したようだ。



「わかりました。その代わり、イィの書いて下さいよ!?」



小淵はニッと笑った。




「ありがとう!!」




早速私は机に向かう。

そして原稿用紙を引っ張り出すと、

頭にタイトルを書き留めた。



『晴れた午後、公園のベンチで』





END
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