永遠(とわ)に…
真奈…

ANGELに安西先生と、父が突然 現れた。


安西先生が彼のお父さんだなんて、ビックリだった。


そして、先生は父の親友…
彼とも知り合いの仲だった。


写真の綺麗な女性を巡り
何か複雑な事情がありそうだった。


私は、何があるのか理由を聞きたかったが、急に彼が声を荒げて怒り出した。



先生と安西さんは親子関係が上手く行っていないように感じた。


そんな中 安西さんに宿泊のホテルまで送って貰う事になった。


車の中で色々 話した。


安西さんは、私の母とも知り合い そして、なんと同期だった。


まだ独身なので、まさか母と同じ歳とは思えない。


安西さんは、母を『加奈ちゃん』と呼んだ。


自分の母ではあるが、その親しげに名前を呼ぶ事に少し ショックだった。

安西さんは、先生と顔を合わせたくないからと 何処かで時間を潰すとの事…


私は、もう少し 一緒に居たかった。


どうしてか、分からないけど…


でも、車から降りる間際
安西さんが 連絡先の交換を私に言ってくれた。


なんだか、もう これで会えないと思っていたのに、凄く嬉しかった。

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