海と君と俺。





大学一年生の春。


桜がヒラヒラと舞い落ちる様なそんな日、


それまではつまらないだけだった

バイト先に君が現れた。



今思い返してみれば、
一目惚れに近かったのか。




「高橋さくらです!

よろしくお願いします!」


「神木奏亮(sousuke)です。

よろしく?」



話してみたら、

同い年で。

同じ四月生まれで。

世界がほんのりと

暖かくなった。







< 2 / 5 >

この作品をシェア

pagetop