アニマルマジック

**004


竜二とはその後も順調だった。

最近では授業中6時間すべて授業に入れるようになったようだ。

先生にまたもやお礼を言われた。竜二が授業に入ったことで周りもちょくちょく授業に入るようになったらしい。

私は何も言ってない。多分、竜二が私に合わせようとしてるんだ。すごく嬉しかった。

初めての彼氏とのクリスマスも越えて、正月も一緒に過ごした。

あの時からセックスは何回か……。
嫌なんだけど竜二がムズムズするらしくて、ホントに時々……。

私もようやくいろんなことに慣れて、充実していた。

あの出来事があるまでは。
本当に一瞬の出来事で竜二は変わってしまった。

全く違う比嘉竜二になってしまったように。


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