空に染まる。
中はホコリが溜まっていた。


写真が壁一面に飾ってあった。
全て、みんな笑顔で楽しそうだ。
何か見た事あるような人がいる気がする…。


「何か楽しそうな人達ですね。」


そう言って湊太は奥にあった扉を引く。


「ここ…隣りの倉庫に繋がっているんですね。ここには何もないと思います。戻りましょう。」


私は一番奥の机の上にあったお守りを取る。なぜこんな新しいものがここにあるのだろう。


戻ろうとして入って来た扉を閉める時、ホコリが溜まった床の足跡が多かったような気がした。
これも見間違いだろうか?
< 35 / 200 >

この作品をシェア

pagetop