世界の果てまでキミと一緒に。



千尋様の家に住み始めて1年が過ぎた。


去年の12月に21歳の誕生日を迎え、私は今年ここで2回目の春を迎えた。


千尋様との生活にも慣れてきた。


外出も家の中と庭だけ出る事を許され、たまに千尋様の命令で2人で車で出掛ける事もあった。


家にいる時には、毎日のように書庫に行ってはお気に入りの本を見つけ、それを持って庭にある椅子に座って、綾乃さんが用意してくれたお茶を飲みながら本を読むのが日課になっていた。


そして、昼夜問わず、千尋様から抱かれる日々。


女の子の日以外は、ほとんど千尋様に抱かれていた。


奴隷だとわかっているのに、愛なんてないとわかっているのに、千尋様とのセックスが待ち遠しくて千尋様にどんどん溺れていく自分がいた。


女の子の日なんてなかったらいいのにとさえ思うようになっていた。


もちろん奴隷の印も肌身離さず、あの日からずっと着けている。




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