イケメンエリートかつ小悪魔
「今日はしたくない?あ、もしかしてアレの日?」


私が悩んでるのなんて微塵も感じてなさそうな、明るい表情の蓮くん。


「違うっ。……私も、今日は蓮くんに話があるの」


そう言うと、蓮くんの表情が一瞬少し固くなった気がした。


そしてベッドの横へ腰をおろすと…マジメな顔で私を見てくる。


「話って、別れ話?」


いきなり本題をつかれ、胸がギュッと痛くなる。


「別れる?そんなつもりじゃないんだけど……」


「そっか。なんかよそよそしいなって思ってさ」


「でも……ちょっと、距離おきたいっていうか」


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