海の記憶に残る恋
「お客様はお車ですか?」




「はい、そうです」




「でしたら、ここから南に海岸沿いの道路を車で30分くらい走ったところに港があるそうです。そこの護岸で釣りしている人をよくいるそうです」




お客さんは、そうですか、ありがとう、といって去って行った。




シンジは再び店の奥の従業員控室に向かった。




従業員控え室に入ると、再び店長と目が合った。




「お客さん、どうだった?」




「ありがとうございます、と言って帰っていきましたよ」




シンジは答えた。




「そうか。なら、シンジ君もちょっと試食してみないか?」




「はい、そのために戻ってきたんです。」

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