海の記憶に残る恋
「じゃあ後で」




そう言って、二人はまた仕事に戻った。




やがて午後六時を過ぎ、簡易休憩所が終わる時間になった。




簡易休憩所に残っていたのは六人くらいだった。




おつかれさまー、などと挨拶しながら一人一人帰っていく。




シンジはあやのところへ行った。




「じゃあ、行こうか」




あやは、うん、とうなずいた。




シンジたちは、おつかれさまー、と大きな声で挨拶し、簡易休憩所を後にした。

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