君の肌を壊す夜
「…優貴との事は何も聞かないの?」
そう聞いたあたしに、大翔は鼻で笑った。
困った事があるとするクセ。
「聞きたいけど…聞きたくない。
紗雪の気持ちが俺に向いてるなら…
今回の事は犬に噛まれたと思って忘れるよ…」
「…あたしを許してくれるの?」
「当たり前だろ?
その代わり、俺がこの写真の彼女の事を秘密にしてたこと、許してくれないか?
ただ、紗雪を傷つけたくなかったんだ…」
困り笑顔であたしを見つめた大翔。