君の肌を壊す夜
この夜が永遠に続けばいいと思った。
夜が明けるのが勿体なくて、時計を見るたびに淋しくなる。
「結婚したら毎日一緒にいられるから」
大翔の言葉に頷く。
ようやく
心が満たされていくのを感じた。
だから、もう一つだけ聞きたい事があったけど…
その質問は飲み込んだ。
なぜ優貴があたしの記憶の事を知っているのか…
大翔はそれを知っているのか…
「…どうした?」
「なんでもない。
ただ、離れたくないだけ。」