キミがいた夏~最後の約束~
エピローグ



━━━チチチチッ……‥‥


━━━……‥チチッ……‥


━チチチッ……‥‥‥‥





「んー…」


窓から差し込む朝日に照らされて目を覚ます


「まぶしい…」


自分の手を少し伸ばしてそこに寝ているであろう人の肌の温もりを探す


でもどんなに手を伸ばしても、その人の所在をつかめない


そして今さらハッキリと目を覚ます





ガバッ━━━……‥!!





「美鈴……!?」



辺りを見回しても、美鈴がいる形跡はない



夢…?


俺は夢を見ていたっていうのか?



そしてもう一度辺りを見渡す


そこに昨日、美鈴が飲んだジュースのコップを見つける



混乱している頭の中でやっと物事をはっきりと思い出し始める






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