空を見上げる皇帝ペンギン。
口約束で一緒に居て、遠いのに会いに行ったり来たりする。酷く曖昧で不安定なもの。
目を閉じて、開く。
瞬きをしている間にも世界は動いて、そして変わっていく。私はその変化に耐えられるのだろうか。
気付いたら、降りる駅をとっくに過ぎていた。この電車の終点は周防くんの居る街。
それを思うと急に、降りて戻るのも面倒だと考えてしまう。周防くんに会いたい、会いたくない、やっぱり会いたい。
ガタンゴトンと揺られながら、窓の外の景色を見た。街が近付くに連れて田んぼが少なくなっていく。都会は違うなぁ…。