空を見上げる皇帝ペンギン。
練習場は歩いていける距離じゃない。現に周防くんの車は無くなっている。
冬だからか、もう辺りは暗いし寒い。申し訳ないけど、待っていることに決めた。
マンションに入って、周防くんの部屋番号まで行く。チャイムを押しても誰も出てこない。やはり、居ないらしい。
ちょっとだけ、居ることを期待していたから、悲しい気持ちになった。勝手に押しかけておいてそれは図々しいけれど。
私は下のロビーまで戻って、エレベーターの前の所に設置してあるソファーに座った。結構、座り心地が良い。
午後6時。
周防くんが早く帰ってきてくれると良い。