空を見上げる皇帝ペンギン。
ハチドリのように花の蜜を吸い







暖房の入った部屋は暖かくて、多分周防と周防の友達で食べるはずだったお鍋を頂いた。ちゃっかりお風呂にも入らせてもらって、ベッドの上。

周防くんの部屋にもテレビがあって、ただぼーっと2人で眺める。周防くんは何も言わない。

ベッドに座る私と、ベッドに寄りかかる周防くん。後頭部を見ているとふいに顔がこちらを向いて目が合った。

連絡も無く来たのを怒っているのかな。それとも友達とするはずだったお鍋が無くなって怒ってる?

目を逸らすと、周防くんは立ち上がって私の隣に並んで座った。



< 176 / 215 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop