気分は甘々上々 Vol.
しばらく俯せになって枕を抱きながら、足だけをバタバタとさせていた。


あっ!
そういえばなんかの雑誌で読んだ気がする。


……嫉妬?
させるんだっけ。


バタバタとさせていた足を止めて、ベッドに腰掛ける。
携帯を開いてメールを打ちはじめた。


『今日、隣町の高校の人に告白された』


余計なことを書かずに、それだけを書いて送信ボタンに指をかける。


少し騙しているような罪悪感に戸惑いながらも、確かめたいと思う気持ちが指にボタンを押させた。

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