純情☆デビル
目をパチパチさせながら、豊平を見る。


「お前、なんでいきなり謝ってんの?」


オレの問に、豊平はまたカァァァと赤面した。


???


首を傾げるオレ。


「あの……修業2日目に、私本ぶっつけちゃったでしょう?」


「あ…あーーー!」


豊平の発言で、一瞬にしてあの時の痛みが蘇った。


夜粋羅にソレを話してしまい、笑われた事も思い出す。


「今更謝ってくれてもな………」


ぶり返したイライラを背負いながら、後ろを向いた。


「ホントごめん!」


「そいやお前、絶対オレの家行かない言ってたよな?」
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