純情☆デビル
またもや粋羅のバカげた発言のせいで、持っていた盆のバランスを崩しかけた。


「アワワワワ!」


メルエフがコップと菓子袋を押さえ、事なきを得る。


オレはマッハのスピードで、粋羅の足を踏んづけた。


「イタッ!!」


「自業自得だ!お前いきなり何言ってんだよ!!」


「だって雫が一人前勝負してる悪魔を助けるなんて、普通じゃあり得ないから――――…」


“もしかしたらと思って………”とか何とか言ってる粋羅。


ほったらかして、足を進めた。


「待、待てよ雫~~~!!」


「ウルセッ!音量下げろや!!」
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