純情☆デビル
ゲーム好きの正信が、寺辺に詳しく丁寧に説明している。


寺辺もこのソフトは初めてだけど、ゲーム自体は好きらしいので、理解するのが早かった。


少し2人のホッペがリンゴ色になっている。


――――やっぱり……オレの読みは当たってたみたいだな。


これでちょっとは発展してくれよ?


「ヒャイヌ、このボタン何?」


「知らないわよ……」


「………」


のん気にパートナーにやり方を聞いている豊平を振り返った。


「お前、なんでオレにやり方聞かないんだよ?」


低めの声で尋ねると、豊平がアタフタと慌て出した。
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