純情☆デビル
「………お前さ」


黙ってから5分か10分程経って、突然関波君が喋った。


驚いてジュースを溢しかけたけど、どうにか耐える。


「な、何?」


ドキドキで、微妙に声が裏返った。


「今…点数何点だ?」


「え?」


関波君の質問がよく分からなくて、ウーンと考え込む。


“点数”って…何の事だろう……?


――――あ!


「修業の点数!?」


やっと修業の事を言われてるんだと理解した私は、関波君の方に顔を向けた。


関波君は半笑いで、私を見つめ返す。


「他に何があるんだよ」


ホッペをつねられた。
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