純情☆デビル
ぶっきらぼうに返した。


黄色の目でキッと睨まれるが、気にしないでおこう。


オレの衣装は……簡単に言ってしまえば、“悪魔”の衣装だった。


黒い上の服に、黒いズボンに、シルバーのアクセサリー。


何か背中に付けられたと思っていたのは、結構完成度の高い悪魔の羽。


鏡見て、“あ、オレ似合う……”って思っちまったオレって、何なんだろう。


「亜遊、雫、もう大会始まるから、2人はうちの学校の出場者控え室に行ってな」


正信にこう言われ、オレ達は控え室に移動し始めた。


「………」


隣の豊平は、全く喋らない。
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