純情☆デビル
皆沈黙してるので、コスプレ大会の会場から、“ワー”や“カワイイーー”等の歓声がよく聞こえた。


ここの空気と大分違って、楽しそう。


「牧之原さん……」


私が涙を堪えてる天使の名前を呼ぶと、盾になってた天使が私の手首を掴む。


そして牧之原さんの方へ歩き始めた。


「オイ、雫………!?」


残り1人の天使・粋羅君が叫び、私と同じ悪魔の新菜は「亜遊…」と呟く。


正信と早耶の人間コンビは、黙って関波君に引っ張られてる私を見ていた。


「久都」


牧之原さんの前で立ち止まった関波君が、静かに呼びかけた。
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